【地盤調査の技術師】大学院の新卒で期待されて入った会社はガチガチのブラック企業。癖のある上司と同僚たちと仕事をこなしていくのが大変だった話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
25歳
【当時の職業】
建設コンサルタントで地盤調査をする技術師をしまいました
【当時の住まい】
会社の借り上げマンションに一人で住んでいました。
【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦

【就職のきっかけと経緯】
大学で地学を学んでいたので建設コンサルタントの就職を目指しており、学校に求人がきていたのでそのまま就職試験を受けて合格したので就職しました。
【環境と仕事内容】
国や都道府県、市町村から依頼される地盤調査を担当していました。
ボーリングなどで地盤の状態を確認したり、工事にかかる事前もしくは事後調査などを行っていました。
私は新人だったので上司とペアで1つの業務を回していました。
同じ課の人は5人で、50個くらいの業務を受けていました。
休日は基本的に土日祝でしたが業務量が多く休みはほとんどとれませんでした。
残業は夜10時くらいまでほぼ毎日ありました。
給与は大卒で24万くらいです。
【大変だった時期】
新卒で就職してから数ヶ月後にたくさんの仕事を任されて大変でした。
ほとんど休日もなく働き続けないといけないくらい忙しかったです。

【大変だったこと】
休みがあまりなく、現場に出ることも沢山あるので体力勝負なところでした。
社内の同僚は私を含め常に体調の悪い人が多かったです。
また飲み会も多く仲は良かったですが、体育会系のような乗りがしんどかったです。
平日の真ん中でも深夜までのみに行く事が多かったです。
そして会社の部活動などもありサッカーや野球のイベントの参加も大変でした。
1番大変だったのは上司と馬が合わず性格的に振り回される事が多く辛かったです。
上司は初めて管理職になったばかりだったのでどうして良いのか分からなかったのだと思います。
仕事の教え方は参考書を渡すだけなど右も左も分からない新人には厳しい教え方だったと思います。
また気分屋で癖のある性格だったので、質問をしたりするのも躊躇ってしまう場面が多かっです。
【大変だった期間】
退職する半年後までずっと大変でした。
退職して体調も良くなったので本当に良かったと思います。

【当時の心境】
休みがほとんどなく毎日上司に怒られる日々が辛くてたまりませんでした。
他の同僚は親切な人が多かったですがその優しさは気づくこともできず毎日泣いていました。
こんな日々がこの先何十年も続くのは正直無理だなと思い早期の退職を計画していました。
【職場が大変だった原因】
会社の体質だったと思います。
西日本でそこそこ大きなコンサルタントだったので大きい仕事を沢山任され、正確で充実した成果を求められたのでかなり仕事のやり方が厳しい集団の環境だったのだと思います。
不器用で大雑把な性格の私には求められるものが厳しかったと思います。

【仕事で良かったこと】
田舎の山の中での現場が多かったので都会にいながらたくさん自然を感じる仕事ができるのは楽しかったです。
いろんな場所の土地事情を知る事ができました。
災害の知識などは生活にも役立ったりと勉強になることは沢山ありました。
また取引先から感謝された時は充実感を得られました。

【特にひどかった最悪の出来事】
報告書がなかなか仕上がらなかったことです。
分からない事が多く上司に相談しても分からず辛かったです。
また上司の指示に従っても別の上司から全く違う意見をもらったりと誰の言葉を信用するのがいいのか分からずまったく仕事が進まなかった事がほんとにしんどかったです。
体調が悪くても上司が納得する仕事量をしないとその日は返してもらえないので深夜に及ぶことも沢山ありました。
そして社内では厳しい言葉をかけるのにLINEで個人的に連絡してくる上司の対応がとても嫌でした。
気にかけてくれるのはありがたいですが、そのギャップが余計にプレッシャーでした。
プライベートでの付き合いにも侵入してしまっていたので仕事のことを忘れる時がありませんでした。
かなりストレスが溜まっていたと思います。

【相談した人・助けてくれた人】
隣の席の先輩や同期の友人とよく飲みに行っては愚痴を言っていました。
みんな飲み会になるとほぼ仕事の愚痴しか言っていませんでした。
別の支社の上長にも相談した事があります。
その時はとても励ましていただきすこし立ち直る事ができました。
【改善のための行動】
あまり上司の言葉をそのまま受け止めないようにしました。
分からなかったらなるべく親切な先輩に相談していました。
そして何年もこの会社で働く未来が想像できなかったので転職先を探したりしました。
その時はとても気が楽になりました。

【現在の状況と心境の変化】
それから6年くらい経ちました。
別の建設コンサルタントで働いたりもしましたが、新卒の時とは会社の環境が違っていたのでだいぶ働きやすかったです。
ですがやはり建設業界は給与も低く、忙しい事が多かったので結局辞めてしまいました。
現在は主婦業を優先しながら飲食店でパートをしています。
毎日健康でのんびり暮らしています。
苦労していた時代が遠く感じるくらい働いていた事を忘れてしまいそうですがあの時の経験が無駄だったとは思いません。
【学んだこと】
新卒や入ったばかりの会社では殆どの人が役に立つ事ができません。
もし自分が人に仕事を教える立場になったらその事を肝に銘じで大きな期待はせず丁寧に根気強く教える事が結果的に会社にとってプラスになるのだなと思いました。
おしえてもらう立場でも分からないことは少しでも疑問に思ったらすぐに聞くことです。
ちょっとしたミスや疑問を放っておくと大変なことになるというのを特に感じました。

【当時の自分へのアドバイス】
出来ないのは当たり前なので自分で何が出来なくて分からないのかを明確にして色んな人に勇気を出して質問していってほしいです。
どんどん迷惑をかけていい時なので恐れず失敗して欲しいです。
そして体調が悪い時は積極的に休みましょう。
どんなに忙しくても仕事はあなたがいなくても周ります。
なんとかなるので身体の調子を優先させましょう。