高卒で電気工事士になったはいいが、度重なる嫌がらせ。誰も助けてくれなくて辛かった話

高卒で電気工事士になったはいいが、度重なる嫌がらせ。誰も助けてくれなくて辛かった話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
19歳

【当時の職業】
電気工事(技能五輪)

【当時の住まい】
実家のマンションで母、祖母と同居していた。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し無職





【就職のきっかけと経緯】
高等学校は工業高校の電気科に通っていた。
その為、電気工事が好きになり、電気工事に関わる資格も多く取得した影響で、自分の持っている電気工事の資格を活かせる仕事に取り組みたいと思い電気工事会社に就職をした。

【環境と仕事内容】
電気工事の技能五輪選手として働いていた。
大きな木の板に配布された配線図を見ながらブレーカー、ケーブル、ランプレセプタクルなど様々なものを取り付けていき作品を完成させる。
その作品の完成度と、完成までにかかった時間で点数が決まる。
以上の作業を毎日繰り返し練習していた。
上司は一人、同僚は4人しかいなかった。
勤務時間は8時頃から18時頃までで、土日は休み、給与は手取りで12万円程だった。

【大変だった時期】
高校卒業後すぐに就職したが、求人票に乗っていた仕事とは別の仕事をさせられ、ずっと大変だった。




【大変だったこと】
お互いに敵同士という職場環境だったため、和気藹々ではなく常にギスギスしていた。
陰で誰かの悪口なんてことは日常茶飯事だった。
男社会なこともあり、女性を軽視した発言や、体型、顔の造形に対する侮辱の言葉が常に飛び交っていた。
上司は気に入らないことがあるとすぐにその人に対する嫌がらせを始め、わざと大声で叱ったり、見た目に関する侮辱を周りの人に言いふらし笑いを誘っていた。
年下が先輩や上司の分の飲み物を奢る、という謎ルールがあり、毎日誰かが奢らされていた。
勤務時間が終わっても無理に食事に連れていかれることも多かった。
体力仕事なため、腰を主に痛め、刃物も多く扱うので怪我が絶えなかった。
休憩は食事の時しかなく、作業中は少し座ることすら許されない雰囲気だった。

【大変だった期間】
入社してから退職するまでずっと変わらなかった。




【当時の心境】
毎日が辛くて堪らなかった。
上司や先輩、同僚に対する嫌悪感もすごく精神を病んでしまった。
その仕事はずっと続けられるわけではなく、才能がないと思われればすぐに移動になる仕事だった為、明日自分がどうなるのかもわからず不安な毎日を送っていた。

【職場が大変だった原因】
上司の性格や、会社の雰囲気、風土が自分に合わなかったのだと思う。
特に男尊女卑に感じるところが非常に多かった。




【仕事で良かったこと】
一つの結果に向けて努力を毎日することは自分には合っていて、一人で黙々と作業が出来るし、今まで自分が出来なかったことが出来るようになったのも一目でわかったので、仕事自体にやりがいを感じることは多かった。




【特にひどかった最悪の出来事】
上司に気に入られることができず、日常的に侮辱されていた。
「お前は本当にブタみたいな奴だ」「お前の顔面を見ていると吐き気がする」「女のくせに反抗するな、言うことを全部聞け」
「女なんだから周り見てお茶くらい買ってこいよ」など。
また、度重なる嫌がらせもあった。
私物を何処かに隠されたり、財布の中を荒らされたり、作業途中の作品に触って全てを台無しにしたり。
何かあれば「お前、走って〇〇買ってこい」や、「今すぐ〇〇取ってこい」など、パシリとして使われたこともよくあった。
そして、そんな様子を毎日見ているのに、同僚や先輩も何も助けてくれず、しまいには「あなたは可愛くないから仕方ないね」と言われてしまう始末だった。




【相談した人・助けてくれた人】
同僚や先輩にはそのようなことを言っても助けてもらえるばかりか、そのことが上司に伝わりさらにひどくなると確信していた為相談はできなかった。
母には愚痴をこぼしたことはあるが、「男社会なんだからそんなもん」の一言で済ませられてしまった。

【改善のための行動】
上司や同僚、先輩を見返してやろうと、とにかく仕事で成果を上げるようにした。
そのおかげで、仕事はうまくいき始め、一部の同僚との関係は良くなったが、他の同僚、先輩、そして上司はそれが気に入らなかったらしく、嫌がらせはさらにエスカレートしてしまった。




【現在の状況と心境の変化】
それから3年ほどが過ぎたが、自身は精神を病んでしまい、とても仕事ができる状態ではなくなったため、退職をした。
転職も何度かしたが、精神病が引き金となりなかなかうまくいかない為、現在は在宅ワークを探しながら生活している。
もう少し頑張れたらよかったのに、と何度も思ったが、今考えてもどうにもできないのであまり考えないようにはしている。

【学んだこと】
自分が壊れてしまうほど辛いのならば、壊れる前に逃げてしまった方がその後立て直しやすいことを知ることができた。



【当時の自分へのアドバイス】
とにかく無理をしてはいけない。
どうしても辛くて耐えられないなら逃げてもいい。
自分の体と心を一番大切にしてあげて欲しい。
今、私は仕事もできずにいるけれど、周りの支えでなんとか生活できている。
もちろんなんでも任せるのは良くないけれど、一人で背負い込まずに周りに助けを求めたっていい。
きっとなんとかなるからそんなに抱え込まなくても大丈夫。