【建設現場監督】知識ゼロで現場監督業務に従事し、知識が定着するまでは地獄のような職場であった。

【建設現場監督】知識ゼロで現場監督業務に従事し、知識が定着するまでは地獄のような職場であった。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
25歳

【当時の職業】
現場監督

【当時の住まい】
実家住まいで両親と同居していた。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
建設現場の管理補助と書かれていたのでなんとなく楽そうと思って就職した。
肉体労働がない職業を望んでいた。

【環境と仕事内容】
仕事内容は建設現場のスケジュール調整、職人や材料、業者との打ち合わせ調整、工事書類作成、現場にて安全管理、品質管理、近隣との均衡調整である。
扱うものは職人であり、寄り添うことが必要である。
作るものはマンションや大学、工場、橋、防波堤など建物全般をつくる。
職員は管理者が十人程度、職人が二百人程度の規模である。

【大変だった時期】
就職した当時が1番大変だった。
専門知識が一切ない状態でベテランの職人さんに指示をすることも仕事なのだが、なかなかうまく指示出しもできず苦労した。




【大変だったこと】
その職場で大変だったことは、現場監督は基本的に労働時間が長く、残業ありきの仕事なので、職場内の空気はあまり良いとは言えない。
早く帰ろうとすると嫌われる職場なのでずばり言うとブラック企業だったと言える。
1日何万歩も歩くので、足がとても疲れる。
休みは日曜日のみなので、疲れが癒えない。
ひどい場合だと日曜日も秘密で工事が行われている場合もあるので、その場合だと休みはなしで地獄かなと思う。
朝は7時、帰りは10時ごろまで働くのが普通の仕事なので、独り身ではないと家庭崩壊を起こすリスクが高いと言える。
実際に職場で管理者の家庭崩壊率は3割程度と、他の職場と比べてもなかなか高いほうなのではないかと推測する。
お局に嫌われると事務所内の居心地も最悪なので気を使う必要がある。

【大変だった期間】
5年程度続いた。




【当時の心境】
その当時はきついなと思いながらも、目の前にある膨大な仕事量と闘うことに集中しすぎていてきついことも忘れつつあった。
楽しかったことといえば、現場での職人さんとのコミュニケーションをとることは仕事の中で楽しかった。

【職場が大変だった原因】
仕事量が多すぎる。
専門知識を必要とする場面が多いのでベテランではないと務まりにくい。
勤務時間が長すぎる。
これは職業柄変えるのは難しいと考える。




【仕事で良かったこと】
やりがいがあったことといえば、やはり建物が完成した時や、ひと段落ついた時はやりがいを感じるものがあった。
あとは職人さん仕事の話で対等に話ができるようになった時は地味に嬉しかったことを覚えている。
全く知識がなかった時から、ベテランと対等に話ができるということは達成感も感じた。




【特にひどかった最悪の出来事】
大変で特にひどい最悪の思い出といえば、やはり建設現場で死亡事故が起きた時が思い浮かぶ事件である。
クレーンの旋回時にまきこまれ、圧死してしまい、口から内臓が出た死体を見た時は本当に衝撃を受け、脳裏に焼き付いている。
そもそもクレーンの旋回内に入ってはいけないというルールは当たり前にあり、絶対に入ってはいけないのだが、下階の状況を確認するためにその職人さんはクレーンの旋回内に入ってしまったとのこと。
旋回内に入って下階の職人さんと話していた最中に、クレーンのオペレーターが旋回内にいる職人さんに気づかず旋回してしまい、職人さんもその旋回したことに気づかずクレーンと壁の間に挟まれて圧死してしまった、という悲惨な事故である。




【相談した人・助けてくれた人】
当時の上司に相談や、本当にいっぱいいっぱいになった時はその上司に仕事量の調整をしてもらったり、休暇をもらったりして助けてもらった記憶がある。
あの時の仕事量の調整や休暇をもらっていなかったら自分の心は壊れてしまっていた。

【改善のための行動】
大変なことを改善するために頑張ったことといえば、一度ミスしたことを同じ原因でもう一度ミスをしないように意識したことである。
それを意識した結果、同じ間違いをしなくなるので、違う間違いをして経験値が増える。




【現在の状況と心境の変化】
大変な時期から5年ほどたつが、よくあのような仕事環境で働いていたなと自分でしみじみと思っている。
あのような職場環境では、心が壊れてしまう人も多いだろうなと感じる。
現に私は心を完全には壊れなかったが、ヒビくらいは入ってしまったように感じる。
昔のように元気な自分はもういないとはっきり言える。
この職場から変わってしまったとは言い切れないが、いつのまにか変わってしまった。

【学んだこと】
私が職場で大変な経験をして学んだことは、人は限界があり、無理なことは無理なのだと感じることができた。



【当時の自分へのアドバイス】
もし当時の自分へアドバイスするのであれば、頑張りすぎる前に早く職場から逃げろと言いたい。
逃げたら恥ずかしいとか思っているのだろうが、心が壊れたらそれ以上に難しい状況に陥ってしまうからだ。
下積みとして何年か働くという意識を持って働いて知識を得て、資格を取って転職をすべきと言いたい。
くれぐれもずっと居続けるなと言いたい。