【新卒で内装業の現場監督】会社はブラックだったけれど、なんだかんだ周りに助けられた。最初に経験できたことに今は感謝。

【新卒で内装業の現場監督】会社はブラックだったけれど、なんだかんだ周りに助けられた。最初に経験できたことに今は感謝。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
22歳

【当時の職業】
現場監督

【当時の住まい】
東京に出たてで、築20年以上のアパートに一人ぐらいをしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
インテリア関係の大学を卒業後、デザイナーとして募集していた会社に入ったのですが、デザイナーとは名ばかりで、実際は現場監理の仕事でした。

【環境と仕事内容】
主に、大手内装業社の下請けとして現場監理をしておりました。
見積り、発注は社長が、私は現場で図面の内容通りできているかを確認、常駐する係となっていました。
4人という小さな会社でした。
勤務時間も現場に合わせて朝8時までには現場に向かい、夕方17時に現場を終え会社に戻る。
戻ってから会社の雑務をこなし20時頃には会社を出るというサイクルでした。
休みは、2ヶ月に1度休めるかどうか、土日祝日関係なく動いておりました。
(俗に言いうブラック企業です。)
給与も新卒、未経験ということで、20万いかないぐらいだったと思います。
交通費以外手当もついていなかったと思います。

【大変だった時期】
入社して最初に任された現場が、大型ショッピングモールの物販店舗の現場監理でした。
まだ右も左もわからぬまま現場に行かされ、職人とは何か、現場監理とは何かを肌で感じました。




【大変だったこと】
人間関係で言えば、上司はすぐにキレやすく、自分も辛いんだからお前も辛いのは当然だのスタンスで接してきたことに関しては、対人関係に自信があった私も心が折れそうになりました。
社長も社長で、お金が全てだというような人でした。
休みもほとんど無いに等しいくらいでした。
たまに、「最近疲れているだろうから今日は帰っていいよ」と夕方17時ぐらいに言われた時はどれだけ嬉しかったか。
と思うほどでした。
労働時間も定時という決まりもなく、朝から晩まで、夜間後の朝現場もざらだったので現場の隅に隠れて寝ていることもありました。
特に、10円ハゲができかけた時には病院に行ってみてもらったので相当ストレスが溜まっていたのだと思います。

【大変だった期間】
約1年働いていたのですが、その間はずっとハードな労働条件でした。




【当時の心境】
当時は、新卒でまだ若いということもあり、「これが仕事だ」「辛いのは今だけだ」「この辛さに耐えられれば次は辛くない」など思い込みがすごかったのだと思います。
自分が進みたい業界(インテリア)に関わっているという充実感も少しはありましたが、その関わり方の選択肢を当時は間違えていたのだと思います。
お金を使う機会がほとんどなかったので、現場の近くに有名自転車屋があり、そこで仕事の合間にこっそり、自転車を買ったことを覚えています。
その自転車で気分転換をしていたことが楽しかったですね。

【職場が大変だった原因】
社長の性格の問題でしょうかね。
仕事が終わればキャバクラに行くわ、現場に来たと思えば車で寝てるは、やりたくない仕事は部下に押し付けるわ。
今思えば最悪な社長でした。
仕事だからしょうがないと思ってやっていた自分も自分ですが。




【仕事で良かったこと】
会社的にはブラックでしたが、仕事を通して、大学では学べないことが沢山ありました。
やはり、実務で学ぶのが一番覚えるし、わかりやすいと感じました。
また、内装工事が完成した時は達成感が大きくありました。
自分が現場を動かしていた、と考えたら嬉しくもありました。
(職人さんがいい人が多かったので。)




【特にひどかった最悪の出来事】
一番大変だったことは、ある現場で3徹した帰りに車で会社に戻っていたのですが、眠さのあまり判断力が鈍っていたのか、車を擦ってしまったことがありました。
それを会社に報告した際に、「保険には入っているけど、自分のミスなんだから自分でなんとかしろ」と言われ、車の修理代を自腹で払わされました。
当時、お金も無く親からお金を借りて払ったのは今でも忘れられません。


また、それがきっかけで会社をやめたのですが、辞めてから一度連絡があり、
私が担当していた現場で、社長が停めていた車の駐禁が切られていたらしく、その時の担当だったからと金額?免許の点数?を請求させそうになりました。
(詳しくは覚えていないのですが、駐禁をしたのが私ということになれば免許の点数なのか、支払いなのかが免除されるから助けてくれ的な感じだったと思います)
色々と大変だった思い出はありますが、これが一番印象に残っています。




【相談した人・助けてくれた人】
特に暗い雰囲気で相談したことはありませんでした。
友達が近くに多くいたので、電話をしたり、休日ができた時には外に出て遊んだりと気を紛らわしていました。
ハッとさせられたのは、徹夜続きで現場近くを歩いている時に、友達とばったり遭遇したのですが、「なんか覇気がないね」「変わったね」と言われた時には、自分で「こんなんじゃダメなんだ」と自覚出来ました。
(それもやめるキッカケの1つですね)

【改善のための行動】
当時、改善する為になど考えることはありませんでした。
新卒、会社、社会人というものに縛られていて、今は頑張らないといけないんだという気持ちが強くあり、間違いでもそれが正解という考えになっていました。
唯一現場での救いは、職人さんが、私の日々の対応などを組んでくれたことですかね。




【現在の状況と心境の変化】
私はこの会社を辞めた後、デザイナーとして転職しました。
転職先は現場に行くことはあっても監理することのない職場でしたので、日々デザインを学んでおりました。
たまに現場確認に行った際には懐かしさを感じておりました。
デザイナーとして現在も働いておりますが、今思うと現場を知れて良かったなと思います。
細かい納まりや考え方、工程などなど、説明されてもわかりにくいことが私は実際に経験していて想像できるということが良かったなと思います。

【学んだこと】
人は3ヶ月休みがなくても死なない。
辛いことは若いうちに経験しておいた方がいい。
私は先に辛い経験ができたので、デザイナーになってからの辛い事は、この頃と比べたら屁でもないと感じました。
辛いの種類は別物ですが、精神的に成長できたと思います。



【当時の自分へのアドバイス】
インテリア業界、今の自分がいるところが全てではないので、もっと視野を広く持って周りを見て、世界を見た方がいい。
辛いことがあった時には、もっと周りに相談しなさい。
今の自分では持ち合わせていない考え方を周りの人は持っているのだから。
ただ、最終的に今の自分は、当時の自分が描いていたように自由にやりたいことをやって人生過ごせているよ。
遠回りだったのかも知れないけれど、間違いではなかったと伝えたいですね。